04/01 もはや公式。～私しか楽しくないACfAで緑白SS～

あいつも。


……俺も。




クレイドル０３に見捨てられた人間だ。
…でもな。



「…悪ぃな」


俺は、ストレイドの銃口を「そいつ」に向けた。







「…答えなんて奴は、最初から出てるじゃねぇか。くだらねぇ」


あいつが命懸けで守ったものを。
俺は守ってやらなくちゃならない。

…それが…約束だろ？

なあ…シーナ。







---------

それは、夕暮れの綺麗に見える展望台で。
俺の気に入りの場所だってことを、あいつはよく知っていた。
俺にとってあいつは、弟みたいな存在だった。
…お互いに、俺達は身寄りが無くて。
幼いあいつは、結構無理をして俺に会いに来ていたんだろう。

…あいつは、リンクスになりたいと言っていた。
リンクスになって、たくさんの人を守りたい…と。

だがあいつには、AMS適性はなかった。
リンクスになるのは…絶望的だった。


「ウォル！」
そう言ってあいつが駆け込んできた時の笑顔は、俺は一生忘れないだろう。
「僕にも、AMS適性があったんですよ！！」
ほんの少しだけど、AMS適性があるかもしれないんです。だから、僕もリンクスになれるかもしれない。
あいつは目を輝かせてそう言った。

AMS適性の低い人間が、リンクスとして戦う…それがどれほど過酷なことか、俺はその時、まだ何も知らなかった。


シーナは「研究機関」とやらに隔離され、リンクスとしての訓練を受けていたという。
その頃俺達は、もう滅多に会うことなんかできなくなっていた。
モニタ越しにあいつからの通信が入ったのは、あいつが研究機関に行って半年が経った頃だった。
通信、それもアクティブじゃなく、パッシブの通信。ただ記録された映像を届けるだけの通信だ。
その中に映ったシーナは、酷くやつれて見えた。
……それでも、俺に何が出来ただろう。
俺はパッシブの通信をあいつに送り、あいつの無事を祈ることしかできなかった。


あいつが俺に会いに来たのは、その次の春だった。
クレイドルには人工の庭が設けられている。その庭の桜が咲き誇る季節だった。
あいつが指定したのは、その桜の庭だった。
早めに着いた俺が待っていると、時間ぴったりにあいつが駆けてきた。いつもどおりのあいつらしい登場の仕方だったが、全身が酷く弱っているのがよくわかった。

ほら、そんな身体で駆けてくるから、転ぶじゃねぇか。

思った瞬間には身体が動いていた。
芝草と散り敷いた桜の花びらに足をとられて、あいつが転ぶ。
一瞬早く、俺の腕があいつを抱き止めていた。

……そのまま、強く強く抱きしめた。

あいつの身体は酷く痩せていた。
ほとんど服越しに骨の形が判るような、その背を撫でた。抱きしめていると、あいつの温もりだけは変わらず伝わってきた。

…あいつが、おずおずと俺の背中に腕を回すのが分かった。

「…無茶しやがって」

言うと、あいつがぎゅっと腕に力を込めた。
肩にもたれたあいつの首は恐ろしく細くて、埋め込まれたAMS接続用のジャックが痛々しかった。
しばらく、そうして背中を撫でてやっていると、あいつがぽつりと言った。

今度、試験機の担当リンクスとなるのだと。

低装甲で高機動の、高いAMS技術を必要とするネクスト。
それは、AMS適性の極めて低いあいつには、無謀とすら言える任務だった。
部外者の俺にさえ分かった。

これは、そのネクストの「下限」を試すための任務だと。
おそらく、シーナは潰される。
…潰されるまでにどの程度「もつ」か…それを試すためのものに他ならなかった。

今や、リンクスは…企業の駒でしかない。

でも、俺にとってこいつは、



「…辞めちまえよ」

「え？」

「辞めちまえよ、リンクスなんて！…帰ってこいよ」
お前ひとりくらい、俺が食わせてやるから。

そう言うと、あいつは寂しそうに笑って、言った。

もう、戻れないのだと。



俺達に許された時間はほんの僅かだった。
あいつが外出を許されたのは、ほんの半日程度に過ぎず。
俺はクレイドルのシャトル発着口まで、あいつを送っていった。
俺達はほとんど口を聞かず、ただ固く手を繋いで歩いた。

おそらく、もう会うことは出来ないのかもしれない。
けれど、ほんの少しの可能性を祈って、俺達は手を繋いだ。






あいつが倒れたと知らせが入ったのは、それからしばらく経った頃だった。
例の試験機の運用中に意識を失ったという。
AMSによる極度の精神的負荷。
コジマ兵器の使用に伴う、コジマ粒子汚染。
それらと併発した肉体的負担。


それでもあいつは最後に、これでいい、と言ったそうだ。










年が明け、また春になって。
俺はAMS適性を見出され、あいつと同じリンクスになった。

…いや、ならざるをえなかった、のだろう。
クレイドルは、企業に買われた俺の居場所を、取っておいてはくれなかった。




地上のとある都市に、小さな病院がある。
あいつは、そこで眠り続けている。
AMS負荷による精神崩壊だと、医師は言っていた。目を覚ます可能性は９割無いだろうと。

それでも、俺はその１割を信じている。

…だから、



「……行ってくる」
俺は、眠り続けるあいつの髪を撫でて。



……戦場へと、足を向けた。







--------------


クレイドル０３。

それは、俺達の故郷で、俺達を見捨てた、下らない選民思想に支えられた「ゆりかご」だ。

俺には、奴らを憎む理由がある。
そうでなくとも、奴らに風穴を空けることには、政治的な意味がある。


…だが、


あいつが守ろうとしたのは、人間の命だ。
馬鹿なあいつは、ネクストの力が人間の命を守ると信じて、ああして命を賭けてまで戦った。


…俺は、到底そうは思わない。
ネクストは破壊のための兵器で、リンクスはそのパーツに過ぎない。
俺自身、人類を救うだの人類の腐敗だの、そんな思想や信念は何もない。


俺にあるのは、たったひとつだけだ。







「……シーナ。
お前ならきっと…こうするだろう？」

01/11 初買い出し！

えいな「8mmドールアイとエフィドールの代金振込完了！
２万で収まったなんて…安いなあ…」

景那「ちっとも安くないぞ…」

えいな「次はすみか行って陸のウイッグとドレス一式とグラスアイとそらのウイッグと一応ドレス見てくる！あ、あとまつげと唇用カラーも忘れないようにしなきゃ…！！」

景那「へいへい…」

えいな「セールやってるからあたし用の服も欲しいけど、さすがにそこまではお金ないかなぁ…」

景那「ないだろ。常考」

えいな「でも見たいのっ！！」

景那「さんざん買ったじゃねーか！インナーもワンピも！！」

えいな「うー…」

景那「お気に入りのロリ服も、去年のがまだ着れるし、着たいだろ？」

えいな「まあ…ね…」

景那「悪いこと言わないから、ドール達の為に使ってやれよ。銀様とかアフターも今週末だろ？」

えいな「お金…どっかに転がってないかなぁ…」

景那「ねぇよ…」


*-*-AD-*-*-*-*-*
ポイントでちみちみお小遣い稼ぎ。Ｗえいなもフル活用させていただいてます。

［PR］
登録初日で換金♪
★換金の日々★

12/07 レグルス過去話 そのいち

400年程前、ルフェインの護衛騎士の一族に生まれる。

（※ルフェイン…滅びる前の浮遊城のこと）

兄１人、姉１人、妹１人の４人兄弟の真ん中。
兄と共に、護衛騎士として風のクリスタルを守る職務に着くべく、幼い頃から武術の訓練を積んでいた。
その腕前は兄にはかなわないものの、ルフェインでは随一と評される。

400年前のティアマットの叛乱時、姉の手によってクリスタルの欠片を託され、コールドスリープ・カプセルに入れられた状態でルフェインを脱出させられる。
カプセルは地上に落下。400年後、グレンによって発見されるまで、ガイアの町近くの荒野に眠っていた。

カプセルが発見されたのは、冒険開始の数年前。
「妙な機械が落ちている」とガイアの町で噂されているのを聞いて、グレンがコールドスリープのカプセルを解放した。
レグルス本人は、目覚めた当初、ほとんどの記憶を失っている状態だったため、グレンの人望のおかげもあって、ガイアの町で宿屋の手伝いをしながら過ごすことになる。
（このころは名前も忘れていたため、ローグ（放浪者）という名で呼ばれていた）

記憶が戻り始めたのは１年程前。
（火のクリスタルの欠片に起きた異変が、風のクリスタルの欠片に影響した…ため？）

「俺…きっと何かを、しなくちゃならないんだ」
「それは、何なのか…俺は早く、知らなくちゃ…！！」

自らが眠っていたカプセルや過去の伝承を調べるうちに、レグルスは自身が「滅びた浮遊城の生き残り」であることを知る。
そして、グレンの力を借り、「浮遊城のことを知る人物の街…ルフェイン人の町」を訪れる。
そこで、自らの生まれと、クリスタルを託されたことによる使命をはっきり知ることになる。

…同時に、今まで自分が眠っていたことで、ルフェインの戦士達が、そしてクリスタルを護ろうとした人々が命を落としたことも知り、深い罪悪感を抱くようになった。
その罪の意識と、風のクリスタルの欠片を見る度に感じる強い義務感のために、クリスタルを持つ「光の戦士」を集め、光を取り戻すための旅に出ることを決意する。

12/07 エアライダーズ設定いろいろ

自分Wiki用にメモメモ。
今回はエアライダー組。

・万里子のエアシューズはM社製「DB-005-JOKER」で。この名前の方がまりちゃんっぽい。
姉妹モデルに「DB-x01-OSIRIS」が存在。ネタが分かった人はジョジョラー。

・朝倉さんちはエアライダーの家系。

・狼と万里子は幼なじみ。おとなりさんのお約束で、万里子は幼い頃から遊び半分にエアシューズに親しんでいた。

・万里子がジョブとしてエアライダーに復帰したのはごく最近だが、趣味レベルではかなりのベテラン。格闘技の素養を生かした、パワーでぶっ飛ばすライディングは密かに有名で「小雷帝」の二つ名を持っていた。そのパワーは多分今も健在。

・万里子は狼を「狼ちゃん」と呼ぶ（幼なじみ特権）。狼は呼び捨て。

・万里子の部屋と狼の部屋は窓が向かい合わせ。

・でも恋には発展しない。

・エチカは素直にハーフの子にしました。訳あって今は銀誓館とは別の学校（カトリック系市立女子校）に通っていますが、狼とはいい感じらしい。

・エチカは天才的な（やや人間離れした）エアライダーで、風が視えるとかなんとか。XX07-MOONLIGHTを手にしたのもそのため。
ちなみに身体能力が高いのにめちゃくちゃ体重が軽い。多分強化人間。

・多分名前は「エチカ・ムラクモ」。

・エフィもエチカに近い能力がある。多分強化人間（待

・景那のエアライドは激しく趣味レベル。
シューズはM社の一般販売モデル「MURAKUMO-002（ARK）」を少しチューンしたもの。名前は申請時に
MURAKUMO-002-custom「色即是空」
と名付けたらしい。
色は黒。

・景那がエアライドを始めたのは、気晴らしにのんびり飛んでいると妄想がはかどるから、程度らしい。故にシューズも安定性と安全性の高い初心者モデル。無茶なチューンをする予定はないらしい。

09/18 突然自キャラのスタンド設定。

■ホロウ・グリセンティ
【パーソナルデータ】
本名：ニーナ・グリセンティ
（墓標にはニーナ・ホロウ・グリセンティと記述されている。グリセンティは養父の姓で、元々の姓は不明）
性別：女
年齢：25歳（1989年時）
身長：172cm
体重：ひみつ（目安・55kg）
血液型：Ｏ
髪の色：青みがかったグレイ
瞳の色：ブルー
出身：旧ユーゴスラビア
職業：医師（SPW財団所属・専門は眼科だが実際はスタンド能力関連の仕事中心に広く扱う）
好きなもの：煙草（ピース・ライト）・酒（種類問わず）・猫（シンガプーラ、但し多忙のため飼えず）
趣味：リキュール類の収集

【スタンドデータ】
スタンド名：ラスト・リゾート（最終領域）
スタンド能力：近接範囲の『モノ』を破壊する
（物質に限らず、能力・空間等、概念的なモノも破壊（クラッシュ/砕け散らせ使用不可にする）できる。但し、ホロウが概念としてイメージできる範囲に限る）
スタンド外見イメージ：サイクロプス（単眼の巨人）
射程：ごく近距離（半径2m）
破壊力：極めて高い
精密性：低い
成長性：高い

【他】
一人称：あたし
二人称：あんた
口調：～ね、～わ、～よね、～じゃないの？
イメージボイス：大原さやか
イメージカラー：青
名前の由来：銃の銘柄
スタンド名由来：イーグルス「ザ・ラスト・リゾート」


■ジル
【パーソナルデータ】
本名：ノエル・トラヴァース（綴りはJoel。トラヴァースは母方の姓。父方の姓を取り読みを変えるとジョエル・ジョースターとなる）
性別：女
年齢：不明（吸血鬼となった段階で推定13歳）
身長：152cm
体重：40kg
血液型：Ｂ
髪の色：黒
瞳の色：赤（吸血鬼化以前はグリーン）
出身：イギリス
職業：無し（公的職業には着かず、ホロウのアシスタントを務めている）
好きなもの：読書・甘いもの・料理/カクテル作り

【スタンドデータ】
スタンド名：イエスタデイ（追憶）
スタンド能力：金木犀の細い枝を張り巡らせ、半径200m程度の結界を張る。
枝は最大時で目に見えないほど細くすることができ、離れた場所でもミリ単位の精密な行動が可能。但し、通常時の攻撃力はごく低い。
また、枝に触れたものの過去24時間分の記憶を読み取ることができる。（終盤では読み取るだけでなく操作することも可能になる。また最終話ではラスト・リゾートに似せた人型形態も取らせた）
枝は一カ所に集中させることで、盾や繭のような形として防御に用いることも可能。
スタンド外見イメージ：金木犀の木
射程：半径200m
破壊力：低い
精密性：高い
成長性：普通

【他】
一人称：私
二人称：お前
口調：～だ、～な、～だな、～だろう？
イメージボイス：浅野まゆみ
イメージカラー：黒
名前の由来：PPMのメンバー
スタンド名由来：ビートルズ「イエスタデイ」


■P・P・M
本名：ピーター・ポール・マリー・グリセンティ
（SPW財団に保護される前は番号で呼ばれており、名前は無かった。後にホロウの養子となり、グリセンティの姓を名乗る）
性別：男
年齢：11歳（1991年時で保護された時）
身長：138cm→175cm（18歳/この位で身長が止まる）
体重：30kg→59kg
血液型：Ａ
髪の色：薄灰色
瞳の色：薄紫（12才～は濃い灰のカラーコンタクトを入れている）
出身：エジプト（発見時。その前は不明）
職業：学生（SPW財団傘下の学校にて、考古学博士過程卒業。その後SPW財団にてスタンド関連研究事業に従事/学生時代からホロウのアシスタントとして数カ国を回っており、日本を始め数カ国に短期留学経験有）
好きなもの：ゲーム・マンガ・テレビ鑑賞・猫を始めとする小動物
趣味：トレーディングカード収集・古代史関連の読書

【スタンドデータ】
スタンド名：レモン・ツリー
スタンド能力：能力・概念を「カード」の形で封じる。
またカードの暗示により、相手の過去や未来の運命をある程度読み取ったり操作することができる。
（暗示は主にタロットやルーン、他象徴的な図形の形で示される）
カードは投げナイフのように扱うだけでなく、暗示を込めて当てたり、持たせたりすることで、そのカードの暗示を発現させることができる。
スタンド外見イメージ：奇術師
射程：半径10m
破壊力：低い
精密性：高い
成長性：高い

【他】
一人称：僕
二人称：あなた/君、～さん
口調：～だね、～だよ、～だよね、～かな？
イメージボイス：福山潤
イメージカラー：白
名前の由来：フォークソング歌手
スタンド名由来：PP＆M「レモン・ツリー」