12/07 レグルス過去話 そのいち

400年程前、ルフェインの護衛騎士の一族に生まれる。

（※ルフェイン…滅びる前の浮遊城のこと）

兄１人、姉１人、妹１人の４人兄弟の真ん中。
兄と共に、護衛騎士として風のクリスタルを守る職務に着くべく、幼い頃から武術の訓練を積んでいた。
その腕前は兄にはかなわないものの、ルフェインでは随一と評される。

400年前のティアマットの叛乱時、姉の手によってクリスタルの欠片を託され、コールドスリープ・カプセルに入れられた状態でルフェインを脱出させられる。
カプセルは地上に落下。400年後、グレンによって発見されるまで、ガイアの町近くの荒野に眠っていた。

カプセルが発見されたのは、冒険開始の数年前。
「妙な機械が落ちている」とガイアの町で噂されているのを聞いて、グレンがコールドスリープのカプセルを解放した。
レグルス本人は、目覚めた当初、ほとんどの記憶を失っている状態だったため、グレンの人望のおかげもあって、ガイアの町で宿屋の手伝いをしながら過ごすことになる。
（このころは名前も忘れていたため、ローグ（放浪者）という名で呼ばれていた）

記憶が戻り始めたのは１年程前。
（火のクリスタルの欠片に起きた異変が、風のクリスタルの欠片に影響した…ため？）

「俺…きっと何かを、しなくちゃならないんだ」
「それは、何なのか…俺は早く、知らなくちゃ…！！」

自らが眠っていたカプセルや過去の伝承を調べるうちに、レグルスは自身が「滅びた浮遊城の生き残り」であることを知る。
そして、グレンの力を借り、「浮遊城のことを知る人物の街…ルフェイン人の町」を訪れる。
そこで、自らの生まれと、クリスタルを託されたことによる使命をはっきり知ることになる。

…同時に、今まで自分が眠っていたことで、ルフェインの戦士達が、そしてクリスタルを護ろうとした人々が命を落としたことも知り、深い罪悪感を抱くようになった。
その罪の意識と、風のクリスタルの欠片を見る度に感じる強い義務感のために、クリスタルを持つ「光の戦士」を集め、光を取り戻すための旅に出ることを決意する。